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安井昌之著・水とミネラル新常識 No13

 ■日本の水道水はアルカリ性

 しかし広告類には「アルカリ性飲料」という宣伝文句が書かれていても、酸性飲料というたぐいの広告内容を目にすることはありません。
 それでは日本の水道水は酸性でしょうか、それともアルカリ性でしょうか。
 
表5をご覧ください。この表は「国際水道シンポジウム―東京98」に応募した私の論文の一部です。分析した対象資料となった水道水は、北海道から九州までの主要都市の2,000余カ所から集められた水道水です。このデータを元に、地方別の pH、カルシウム、マグネシウムの平均値を出したのが図5〜7です。
 
図5からもわかるように、北海道と北陸地方はpH7のギリギリを示しますが、大抵の日本の水道水は全体的にアルカリ傾向を示しています。また、全体に、東京を含む関東地方の水道水の方が西日本の水道水よりもカルシウム、マグネシウムの含有量が多いことがわかりました。

 [その八]水道水のアルカリ性と痛風の関係

 ■アルカリ性の水と痛風の関係

 私の調査で、北海道から九州までの主要都市の2,000余カ所から集められた水道水は、北海道と北陸地方はpH7のギリギリを示すものの、大抵の日本の水道水はアルカリ性であることが分析して初めてわかりました。
 これまでに無意識に水道水を飲んでいた痛風の患者さんにとって「飲み水は日本の水道水が合っている、無理に水を探し求める必要がない」ことが確認できました。
 それではなぜ、痛風はそんなにも飲料水やpHにこだわるのでしょうか?
 痛風を専門にする医師は、治療の初期は血液中の「尿酸値が高い、低い」をあまり言いません。もっぱら尿の所見を問題にします。
 最初にまず「尿量は2リットル以上を保つこと」を患者さんに勧めます。それと共に「もっと水分を摂りなさい、そして尿をアルカリ性に保ちなさい」と付け加え、繰り返しその重要性を説明します。
 時にはリトマス試験紙を持ち歩くように勧めたりします。最近では半導体センサーの pH計が販売(1万2,000円)されるくらいになりました。

 次回13年8月5日掲載予告
 連載第14回/第一章[その八]水道水のアルカリ性と痛風の関係
 ■アルカリ飲料の問題点

  

今やミネラルウォーターを常備することは当たり前になりました。が、はたして水やミネラルについて正しい健康知識を皆さんはお持ちでしょうか、今回の連載は『体によく効く健康な水とは何か』という、医療の専門的立場からの新常識です。読者にもとても分かりやすく平易に書かれています。連載でこれまでの『水とミネラルに関する間違った健康知識』を初期化していただければ幸いです。
ご意見ご質問などありましたらご連絡下さい。
fukuhara@10-stones.co.jp



水とミネラル新常識・バックナンバー
連載開始日
連載No
その

水々しい健康生活のために ― はじめに

2月11日〜
No1

■紀南地方で多発した「アミトロ」、別名「牟婁病」

2月18日〜
No2

■全国平均の32倍の罹患率

■古座川の水は低カルシウム、低マグネシウムの水質だった

3月4日〜
No3

■主要河川のカルシウム量・マグネシウム量

■T硬い水Uは血管を柔らかくする

3月18日〜
No4

■名水のブランド・ショッピング

■市販されている名水に含まれているミネラル

4月1日〜
No5

■軟水の問題点

■水道水の問題点

4月15日〜
No6

■塩素消毒の問題点―環境の酸性化―

■アルツハイマー病の予防法

4月29日〜
No7

■井戸水もアプナイ

日本の水の曲がり角

5月13日〜
No8

■名水と善玉ミネラルを除去する浄水器の問題点

■水道水の悲劇T透析脳症U

5月27日〜
No9

■犯人は水道水中のアルミニウム

■アトピーと水道水 

6月10日〜
No10

■消毒法に悩む各国の水道関係者

水に関する国際水道シンポジウム

6月24日〜
No11

■現在普及している浄水器のタイプ

渡過材による浄水器分類

7月8日〜
No12

■浄水器と異なる整水器と活水器


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