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安井昌之著・水とミネラル新常識 No14

 ■アルカリ飲料の問題点

 これに対してゴルフやテニス好きの患者さんは「私は飲んでますよ」と言わんばかりに「アルカリ飲料がいいのですネ」と確認を求めてきます。
 アルカリ飲料はスポーツドリンクが多く、中身はほとんど塩水に等しいくらいに塩分が豊富で、スポーツをしない人にとっては高血圧の原因になりかねません。
 「風呂上がりにひと口」というテレビの宣伝文句に誘われたのがきっかけで、あまり動かない老人が、口当たりがよいとの理由でスポーツドリンクを常用している話を耳にします。これでは逆に脱水予防の効果より、塩分による腎臓障害や高血圧の原因になりかねません。

 ■尿をアルカリ化するのは水だけでない

 尿をアルカリ性にするのは飲料水だけでないのは当然で、食品にはアルカリ化するのもあれば、酸性化するのもあります(表6参照)
 飲料水と食べ物の組み合わせの工夫により痛風発作は極端に減少します。
 それでは、なぜ、「アルカリ性」が痛風にとって大切なのでしょうか。また、尿酸を体外に出すには尿のアルカリ性をどのように保つ工夫をすればよいのでしょうか。
 尿酸を体外に排泄するには、尿をアルカリ性に保つことが重要です。その理由は尿酸は酸性に溶けにくく、アルカリ性に溶けやすいのです。そのため痛風の食事療法の一つとして、アルカリ性食品を多く摂ることが重要視されてきています。一見してこれには和食が適しています。
 たとえば、もし尿の酸性度が5のとき、血中から尿に溶け出す尿酸を1とします。尿のアルカリ度が5からさらに7になると、15倍から20倍もの尿酸が尿に溶け出すようになるのです。

 次回13年8月19日掲載予告
 連載第15回/第一章[その八]水道水のアルカリ性と痛風の関係
 ■痛風を研究する痛風関連三団体

  

今やミネラルウォーターを常備することは当たり前になりました。が、はたして水やミネラルについて正しい健康知識を皆さんはお持ちでしょうか、今回の連載は『体によく効く健康な水とは何か』という、医療の専門的立場からの新常識です。読者にもとても分かりやすく平易に書かれています。連載でこれまでの『水とミネラルに関する間違った健康知識』を初期化していただければ幸いです。
ご意見ご質問などありましたらご連絡下さい。
fukuhara@10-stones.co.jp



水とミネラル新常識・バックナンバー
連載開始日
連載No
その

水々しい健康生活のために ― はじめに

2月11日〜
No1

■紀南地方で多発した「アミトロ」、別名「牟婁病」

2月18日〜
No2

■全国平均の32倍の罹患率

■古座川の水は低カルシウム、低マグネシウムの水質だった

3月4日〜
No3

■主要河川のカルシウム量・マグネシウム量

■T硬い水Uは血管を柔らかくする

3月18日〜
No4

■名水のブランド・ショッピング

■市販されている名水に含まれているミネラル

4月1日〜
No5

■軟水の問題点

■水道水の問題点

4月15日〜
No6

■塩素消毒の問題点―環境の酸性化―

■アルツハイマー病の予防法

4月29日〜
No7

■井戸水もアプナイ

日本の水の曲がり角

5月13日〜
No8

■名水と善玉ミネラルを除去する浄水器の問題点

■水道水の悲劇T透析脳症U

5月27日〜
No9

■犯人は水道水中のアルミニウム

■アトピーと水道水 

6月10日〜
No10

■消毒法に悩む各国の水道関係者

水に関する国際水道シンポジウム

6月24日〜
No11

■現在普及している浄水器のタイプ

渡過材による浄水器分類

7月8日〜
No12

■浄水器と異なる整水器と活水器

日本の水道水はアルカリ性

7月22日〜
No13

アルカリ性の水と痛風の関係


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