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お茶ひとつとっても水は使い分ける価値あり

丸久小山園は、元禄年間より宇治でお茶の製造販売を営む老舗。今回は、硬度5〜450くらいまでのミネラルウォーター20アイテムを使い、煎茶、ほうじ茶、抹茶に分けて、同社のお茶鑑定人5人が飲み比べた。評価は味、香り、色あいについてそれぞれ比較、バランスを重視した。味は各人の好みがあるので一概にはいえないが、大きな傾向はみえた。

〈煎茶〉
 
100gl,000円の高級茶で、渋みが控えめなものを使用。味、香りともよくでたのは、硬度30〜40くらい。これ以下の硬度では、味も香りも薄すぎた。太郎(硬度42)はトータルでみてもっともおいしくでた。六甲のおいしい水(同83)と山崎の天然水(同95)は無難。エビアン(同300)はドロッと濃くでるが、独自の味わいがあった。ボルヴィック(同50)は白く濁った。

〈ほうじ茶〉
 
100g500円のものを使用。硬度が低いと香りや色が薄すぎ、酸味がでた。逆に硬度が高いと、濃くでてしまった。ほうじ茶は独特の爽快さが身上なので、あまり濃くでるとよさが発揮できないのだ。おいしくでたのは、硬度22〜40くらい。
 摩周の霧水(同23)は薄めだがいい味がでた。太郎日光のけっこう水(同42)は無難。六甲の自然水(同46)は煎茶には適していたが若干苦みがでた。六甲のおいしい水は強くですぎた。総じて、煎茶に比べ硬度が低くてもおいしく飲めた。


全国茶審査競技大会では優勝、入賞を果たしている小山園

〈抹茶〉
 
40gl,500円のものを使用。硬度が低いと味も香りも色も薄く、高くなるにしたがって色は明らかに青くなった。よかったのは硬度40〜95くらいまでと幅広いが、概して高めの方がいいようだ。おいしくでたのは、日光のけっこう水六甲のおいしい水山崎の天然水はまずまず無難だった。


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