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【容器包装リサイクルセミナー】

 ごみから考える環境問題・その1 脇坂宣尚(宇部香川学園環境技術センター)

§1、日本のごみとごみ処理の現状

◆平成4年12月に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」が改正されて、国民に対してごみの排出量を抑
  制することが義務付けられたが、その後もごみの排出量は一向に減少していない。

 第1条(目的)
 この法律は、廃棄物の排出を抑制し、廃棄物の適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分等の処理を
 し、並びに生活環境を清潔にすることにより、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的と
 する。

◆日本のごみの排出量の推移(資料:厚生省1999)
 1980年代の終わり頃から、一般廃棄物の排出量が1人1 日当たりlkgを越えるようになってきたが、現在
 も減少する傾向は全くみられない。

◆何故ごみが増えてきたのか。
 生活系のごみ(一般廃棄物)の組成割合が変わってきた。(宇部市での調査結果・脇坂)

◆使い捨ての容器、包装がごみを増加させた。
 収集したごみに含まれる容器、包装の比率が大きくなってきた。(厚生省 1997)

◆多種多様なプラスチック製品の廃棄がごみを増加させた。
  世界のプラスチック年間生産量          約 10,000万トン
  日本のプラスチック年間生産量          約 1,200万トン
  日本のプラスチック年間廃棄量(一般廃棄物)   約  350万トン
                (産業廃棄物)   約  300万トン
  日本のプラスチック年間再生量          約  100万トン

◆ごみの中に多い廃プラスチック製品
 【熱可塑性樹脂】

ポリ塩化ビニル

:ぴん、カップ、豆腐パック、卵パック、合羽、樋、パイプ

ポリエチレン

:びん、びんのキャップ、ポリタンク、米袋、ポリ袋、バケツ

ポリプロピレン

:マーガリン容器、プリンカップ、びん、洗面器

ポリスチレン

:クリーム容器、カップ、調味料容器、キャビネット

AS樹脂

:漬物容器、電気部品、ボールペン、ライター、扇風機の羽根

ABS樹脂

:ポット、旅行カバン、ヘルメット、自動車部品、キャビネット

メタアクリル樹脂

:照明器具、水槽、盆、調味料容器、コップ、バターケース

ポリカーボネイト

:びん、隅乳びん、サラダボール

ポリ塩化ビニリデン

:練製品・ハム・ソーセージのケーシング、ラップフィルム

PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート)

:フィルム、テープ、飲料ボトル、醤油ボトル、フロッピー

 【熱硬化性樹脂】

フェノール樹脂

:盆、わん、弁当箱、取手、漆器の素地

ユリヤ樹脂

:ボタン、玩具

メラミン樹脂

:食器、盆

不飽和ポリエステル

:トレイ、ヘルメット、釣竿、浴槽

ポリウレタン

:マットレス、スポンジ

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